
安心したいと思ったときに
心がざわついて落ち着かないとき、
私たちは安心感を得ようと
「安心できる方法」を探し始めます。
たとえば、
・どうすれば安心できる?
・今のこの不安をなくすには?
こうして、
「何かをしなきゃ」という思考が
無意識に動き出してしまうのです。
けれど、本当の安心は、
今の自分の感覚を
ただ感じることから始まります。
感じることを恐れない
なんとなく不安。
ザワザワする。
心が落ち着かない。
そんな感覚があると、
わたしたちは無意識に
それを避けようとしてしまいます。
でも、それを否定せずに、
ただ、そのまま感じてみる。
安心しようとするより、
「安心できていない自分」とつながる。
今、何を感じているのか。
どんな感覚があるのか。
それを、今ここにあるものとして
まるごと受け止めていく。
それが、今ここにいる
“自分”に気づくことです。
気づくとは、
受け止めるようなまなざしを
自分に向けること。
すると、心が緩み、
深い安心感が広がっていきます。
だからこそ、これが安心の入口なのです。
思考の声に惑わされない
思考はいつも、
完璧な状態を求めてきます。
でも、それに応えようとするほど、
今の自分に足りなさを感じて、
落ち着けなくなってしまいます。
わたしたちが本当に求めているのは、
ありのままの自分が
すっぽり包まれているような、
あたたかく続く安らぎです。
安心は、ハートの中にある
その安らぎは、
「つくる」ものでも「得る」ものでもありません。
あなたのハートの中に
すでにあるもの。
だから、安心するために
努力を重ねるのではなく、
「感じること」に立ち返ること。
そこから、心も身体も
自然に整っていくのです。
今、あなたの中には
どんな感覚がありますか?
「どうしたい?」よりも、
「今、何を感じてる?」に
意識を向けてみてくださいね。
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