変わりたいのに変われない理由 ― ホメオスタシス・エゴ・制限の正体とは?

freepik

「今度こそ変わりたい」
そう何度も決意してきたのに、
なぜか同じ場所に引き戻されてしまい
また自分を責めてしまう…

そんな感覚を抱いたことはありませんか?

それは、あなたの内側で
魂の本当の声と、過去の自己との“綱引きが
起こっているサインかもしれません。

このとき私たちに働いているのが
ホメオスタシス(恒常性)」という、無意識の力です。

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシスとは、変化せずに現状を維持しようとする働きのこと。
体のバランスを保つだけでなく、心や行動のクセにも強く影響しています。

たとえば――

  • 本当は変わりたいのに、なぜか元に戻ってしまう
  • 大きな気づきがあっても、日常に戻ると忘れてしまう
  • いつもの不安や思考に、無意識に戻ってしまう

これらはすべて、ホメオスタシスの力が働いている状態です。

「やりたいことが分からない」という悩みも

実は、「やりたいことが分からない」という悩みも、
ホメオスタシスの表れのひとつです。

わたし自身も、長くこの悩みを抱えていました。

人生を変えたい。
自分自身も変わりたい。
でも「やりたいことが分からない」と、
どう動けばいいのか分からなくなっていたのです。

この迷いの状態はたしかに不快なのですが、
一方でどこかに“安心感”もあることに気づきました。

なぜかというと――
「やりたいことが分からない」ことで、
今のままでいられるからです。

これは、エゴが私たちを守ろうとする
やさしい言い訳なのかもしれません。

制限された信念とエゴの連携プレー

ホメオスタシスを支えているのは、
心の奥にある制限された思い込みエゴの声です。

たとえば…

  • 「私はうまくいかない」
  • 「どうせ失敗する」
  • 「成功したら責任が増える」
  • 「変わったら嫌われるかも」

これらの声は、私たちを守るために無意識に再生されていて、
変化を「危険なもの」として扱うのです。

魂の声とエゴの綱引き

魂は言います。

「もっと自由に、もっと本質的に生きたい。」

でもエゴは訴えます。

「変わるのは怖い。今のままでいた方が安全だよ。」

この綱引きが強くなるときほど、
私たちは変化の入口に立っているのです。

超えていく鍵は「気づき」と「愛」

この綱引きに、勝とうとしなくていいんです。

むしろ、エゴを敵にせず、
「ありがとう。今まで守ってくれて」と
やさしく見つめてあげることが大切です。

そこから、少しずつ本当の自分へ
戻っていく道が開かれていきます。

  • 「もう、変わってもいい」
  • 「私は、楽しみながら変化する」
  • 「本当の私を生きていい」

こんなふうに、自分に響く言葉を
かけてあげてくださいね。

本当のあなたへ還る道

“うまくいかない私”ではなく、
“魂の私”として生きること。

変わりたいのに変われない――
その感覚は、実はあなたの魂が
もうすでに次のステージを望んでいる証拠です。

そこに気づいたとき、
ホメオスタシスの力は少しずつ緩み始めます。

変化の先には、もっと自由で、
もっと愛にあふれた世界が待っています。

おわりに

もし今、
「なんとなく違和感がある」
「迷ってばかりで動けない」
「自分の本音がわからない」

そんな感覚があるなら、
それは目覚めの入り口にいる合図です。

進もうとしているのに
元の場所に引き戻されるような感覚も、
氣づきの光を照らすことで
やさしく溶けてていきます。

焦らず、丁寧に。
そしてあなた自身のペースで。

本質のあなたに還る旅は、すでに始まっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次