「目覚めたい」と願う方は多いけれど、
そのためにまず大切なのが、「視座を上げること」だと、私は感じています。
では、 “視座を上げる”とは、いったいどういうことなのでしょうか?

視座が低いと、私たちは「反応する人生」に飲み込まれる
うまくいかない現実に腹を立てたり、
誰かの言葉に深く傷ついたり、
まるで自分が“被害者”のように感じるときがありますよね。
そのとき、私たちの視座は“地面スレスレ”。
見える景色は狭く、目の前の感情に支配されてしまう。
その状態では、どんなに「変わりたい」と願っても、
本当の意味で“目覚める”ことは難しいのです。
俯瞰して見る。それが目覚めの始まり
視座を上げるとは、
自分の体験や感情を、少し離れたところから静かに見つめること。
「どうして私はこの出来事を体験しているんだろう?」
「この痛みの奥に、どんな願いが眠っているんだろう?」
そんなふうに問いかけた瞬間、
あなたの中の“魂”が、静かに目を覚まし始めます。
そんなふうに、日々の出来事に“魂の響き”を感じ始めると、
わたしたちは少しずつ、 “自分が誰なのか”を思い出していきます。
自我から魂の視点へ
視座を上げるとき、わたしたちは「エゴ(自我)」から
自由になっていきます。
自分を守るために身につけた思考パターン、
愛されるために演じてきた役割、
正しさにこだわっていた過去…
それらを“握りしめたままの私”ではなく、
「そのすべてを体験しにきた魂」として、
今の自分を見つめられるようになるのです。
そして、その視点が──
「わたしは光の存在だった」という、 “目覚め”への扉を開いてくれます。
視座を上げるたびに、世界の見え方が変わる
同じ出来事でも、視座が変わると意味が変わります。
同じ人間関係でも、視座が変わると見える景色が変わります。
視座が変わることで、現実が変わるのではなく、
“あなたの意識”が変わり、
それに呼応して現実が動き出すのです。
目覚めとは、遠くにある未来ではなく、
「いま、ここ」の選択なのです。
いまこの瞬間、
自分の視点を少し変えるだけで、
あなたの中の“眠っていた光”が、ふっと目を覚ます。
その小さな一歩が、
あなたを“ほんとうの自分”へと導いてくれるのです。
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